腎臓病と扁桃炎の関係
腎臓病の中の糸球体腎炎の発症や悪化の原因に扁桃炎が関係していることがあります。咽頭の粘膜には輪状に配列するリンパ組織が存在します。そして、咽頭や耳官や口蓋に扁桃が存在します。
扁桃は非常にウイルスや細菌が付着しやすくなっているために、扁桃炎がおきやすいのです。しかし、扁桃炎にかかってしまうと、あまり関係のないような臓器にまで炎症をおこすことがあります。
その中の一つが急性糸球体腎炎です。小児などに多く、扁桃炎にかかってから2、3週間後に血尿や高血圧、浮腫などが生じる病気です。ただし、予後はほとんど治ります。急性糸球体腎炎が起こる原因の一つに、細菌などが、細菌に抵抗するための抗体とくっつき免疫複合体を作るのですが、それが糸球体に付着することで腎臓部分に炎症が起きてしまいます。
もう一つ腎臓病の中であげられるのが、慢性の糸球体腎炎の1つであり、日本人の中でもかなりかかりやすいとされているIgA腎症の可能性があります。これも急性糸球体腎炎と同じように免疫複合体が糸球体のメサンギウムに付着することによってIgA腎症となると考えられています。IgA腎症の治療法として、扁桃の摘出が行われることがあります。臨床結果でもかなり効果があるという結果が出ています。
2007年05月20日 コメントは受け付けていません。 | トラックバックURL |
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